2015年10月30日金曜日

世のなかとんとん


2015/10/30 (敬称は省略します)

世のなかとんとん

今回の訪米英で見せた欧米の中国へのあしらい。

●米巡洋軍艦が予告して堂々と問題の南沙地域環礁島を罷り通った。 2隻の

最新イージス中国監視艦が余裕のある距離で後を追う姿はもう自然な普通の海の風景と言ってもいいほどだ。 今回の習国家主席の米英訪問はおもて向きは別にして、アメリカではオバマに良しなに扱われて折角お土産に300機のボーイングジャンボ旅客機の発注もさしてニュースにはならなかった。 いっぽう英国では派手なお迎え入れセレモニーはあったものの人権問題での中国のあしらいを批判するかのようにイギリスらしい冷めた国賓待遇と見えた。 その時も総額7兆円のお土産を自ら持参したのにと習は腹の底では臍を噛んでいたに違いない。 そのことを思えばかの国の日本に対する異常な反日行為のいまでの数々とつい比較してしまう。 中国、いや元の北方異民族の清をついにアヘン戦争で崩落させた張本人のイギリスになんでそこまでの礼を尽くすのか。 日本への反感は同文同種であるからあれほどの荒れた暴力的運動にまで政府としては知りながらも許したこととの落差は我々にはいまも残っている。 それと国家の解放から40数年、自然の経済輪廻からいま中国にも歴史的反動と言える経済調整時期に突入したのは先進国のどの国も通る道であるようだ。 それからの脱却にはどの先進国もかなりの時間経過の試練を経てきた。 日本も1990年からそのことでの、いわゆるデフレ脱却に約20数年かかってまだ今も完全に脱却宣言できていない。

中国はこれが初めての経験とすれば同じパターンでもなかろうがまずはすぐの立ち直りはあるべくもない。 次なるステップに移るのは少なくとも最低10-15年は必要だろう。その意味では中国も歴史の必然の結節点をいま迎えているのだ。 民主主義制度ではなく共産党一党支配だけに強権発動してもそれくらいはの覚悟がいると素人考えでも思う。 そして世界の工場としてみんなが刮目した今までのライジングチャイナはそれなりのステップアップしたことは認めても中国への知的認識程度は、つまりはいまも尊敬度はさほどポイントゲットの域には達していない。 それが今回の米英訪問で習も自国の誇大妄想的中華思想がいかに天動説的思考かを学んだと思う。 やはり世界は500年前から西洋先進国では地動説で苦難の末に動いてきたのである。 これからが中国の真価が問われることになる。 中国が元を国際通貨になれるかどうかの中に、尊敬できる中国がほんとうかどうかかの踏み絵の試験が待っている。

中国共産党は29日まで開いた重要会議で、安定した経済成長を今後も維持するため、30年続けてきたいわゆる「一人っ子政策」の廃止を決めました。

自然の摂理に対する共産党実験の修正敗北ではあるまいか。 日本も顧みれば新アベノミクスと言われる中で出生率を1.8まで回復させる目標も見えざる神の手に対する作為を観点は違っても感じざるを得ない。

人口を回復とか維持するかの観念こそが横着・横柄な物言いだ。 その前にいまの現実の人権の守護がなされているかを計りなおす視点が大切と思うが。

根底にある人権が担保されてこその人口であって、人口の増減によって幸福安寧が守護されるものでもない。

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