2015年11月26日木曜日

軽減税率に見る連立政権の足並み不揃い


2015/11/26 (敬称は省略します)

軽減税率に見る連立政権の足並み不揃い

●いよいよ外交の時節から溜っている内政の季節に移ってきたようだ。

公明の目指す本来の税範囲と自民とでは1.5兆と0.4兆の乖離だ。 ほぼ1兆の差がある。 冗談で0.4兆の自民税制の話であればもう軽減税率の名に値しないのでやらない方がましと憤然とする公明。 あれだけ安保法制で自民に肩入れしたのを仇で返されたの思いも募るのだろう。 嘘か真か国際会議から帰ったその翌日に安倍が0.4兆の範囲内で収めるようにと指示した。 なにか大統領命令のようにも聞こえて、安倍は随分自分で偉くなったのだと自身高揚にも見えたし、そのあとにはアルバイトの時間給を1000円にとこれまたありがたい指示の二連発。 もう本人はそのことで本件は終わりと頭になかでは打ち捨てたようにも見える。 考えても見よ。 会計検査院の毎年の無駄使いの発表やとくに厚労省の年金や社会保険のいろいろな無駄などを含めて政府全体の不合理会計を総合合算すればすぐにも1兆なんて絞りだせるのだ。 それに加えて公務員組織と行政の洗い直しや民間比の給与の高さ是正などを入れればすぐにも何兆円が捻出されるのに、そのことについてのすぐさまの大統領令はまったく出ない。 こんなときにはいつも口をへの字にひん曲げた麻生が出しゃばって財政規律とプライマリーバランスの改善のために社会保障との一体改革の範囲内に収めるとほざくのだ。 とにかく安倍内閣の劣化は安倍は勿論のことニヤケタ麻生と安倍の指示を反芻して全然別の内容に消化すり替えてゆく羊頭狗肉師の谷垣のちゃんこ鍋の中でごった煮としてむにゃむにゃになってしまう。 二階から滴下目薬は見えても真ん中と下に落ちるにつれて見えなくなるのだ。 その点安倍は指示の連発でいつもエエ恰好だけ出来る指示連覇機と言ってよい。 海外でのストレスを国内では拡声器にしゃべるだけでいいのだからストレス発散には打ってつけなんだ。 そして一晩寝たら昨日のことはもう忘れているはずだ。 なにかればあれはいついつ指示済みだというだけだ。 かれが国会審議を嫌がって逃げるのは野党が言葉尻を捉えてねっちりとくるからだ。そして言行不一致をなじられるのが煩いのだ。 誠に単純と言えば単純な御仁だ。当然飛行機に乗って外国に行くのを好むのは、ある意味物見遊山の延長で、外国では通訳が入るので物事の進み方は3-4倍遅いのも気に入っているはずだ。 そして国際会議でもアメリカの言い分の尺度外に出ることはまずアメリカが許さないのでそんなに頭をもともと使う必要もない。 訳の分からないジャパニーズスマイルでにこにこしているだけでいい。 相手もどうせ日本はアメリカのポチだからアメリカの言い分には神経を尖らすが安倍の発言は取り立てて気を使わない。 それだけに目立ちたがり屋の癖がカネのバラマキには無頓着で気前よくジャンジャンともいかない財布の中からエエ滑降する。

ここらあたりにも効果との比較検証がなされない無駄が温存されるのだ。

インドネシアなどには過去数兆円の援助供与の末に裏切られている。

そんな中、仕事をしているように見せるだめにも一番は夜郎自大な姿勢で指示を連発することだ。 本人もその時は仕事をしていると錯覚している。だから軽減税率もたったの0.4兆で平気なのだ。 そんなだからもうすぐ公明の山口代表との会談でどう決着をつけるかの落としどころを宮沢に本音で探らせているのが次の水面下の仕事であろう。 然しながら宮沢にはそんな芸当も力もないから、つまりは公明の顔の立つような線が党首会談の結論になる。 喧嘩別れに出来ない税率をいま模索しているところだ。 1210日が期限だそうだ。

最悪1.0兆円辺りでないと公明も手ぶらで帰れない。 安倍の頭ではどうせもう最近では兆円は乱発して感覚はマヒしているからあまり難しく考えられないので、いえばもうどうでもいいのだ。 ただ消費税だけは残りの2%は廃案だけはせずともいいのでむしろそのことだけで安心しているのだと思う。 この御仁は税金を取るのは嫌だと意外と素直なことを以前からも言っているのは本当の様だ。 そんな男が政権担当中に2回も消費税を上げるなんて間が悪いと自分ではその巡り合わせの悪さには自嘲しているはずだ。 

もういまは大阪の橋本の使い方に内心は気持ちが傾いていて、これを己の政権の延長材料にと心を砕いてばかりだろう。 大阪副都心構想が大阪だけで済まないのはこういう国のおもちゃにされるからであり、そのためにおおさか維新が本来の地方自治から外れた国政に翻弄されることになれば副都心構想はまたもや紛争のタネだけで成果は期待できない。 とにかく政権の補完勢力に堕するときは大阪府市民からは見放される危険を内包しているのだ。 意に沿わない公明はずしのためにおおさか維新が利用される危険排除のためにも維新は逆に政権に取り込まれることのないように距離を置き、本来の党是を守ることが

一番だ。 その意味で公明の軽減税率取り組みは年来のものであり、国民大衆にも理解されるべきものであることは間違いない。 おおさか維新も本件に関しては公明のバックアップをしてもなんらおかしくはない。 いいいことはいい。 悪いことは悪い。 こんな簡単なことが自民の屁理屈で捻じ曲げられることに対してはオール野党も場外からでも応援の声をあげるべきだ。 つまらぬ政局紛いの野党再編の声もあれだが、生活に密着した消費税問題はもっとも大切である。 税は政治の根本である。 安倍の指示たるやこれを撤回せるべきものだ。

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