2015/11/6 (敬称は省略します)
河野大臣が『安倍行革』で行政組織改組の提案
●同大臣は「『橋本行革』から時代が変わり、合わなくなっているところがある。 厚生労働省が、大臣1人でまわるはずはなく、3つぐらいの分野に分けて、大臣を1人ずつ置かないと回らない。 このことは前々から言われていて、この巨大で複雑な官僚組織の弊害がいろいろと相当以前から問題を抱えその挙句に大臣が謝罪することも多い。 第二次安倍内閣で何回塩崎大臣が謝罪のうえ歳費返還に追い込まれたのもつい最近のことである。
普通ならば今回の改造では真っ先に外されても仕方のない問題多発省である。 少なくとも国民生活に密着した労働省、健康医療省、年金福祉省の三省編成にすべきほどの管掌範囲の守備範囲の広さだ。
かってこのことでは民主党の仙谷官房長官も年金未納や政権交代の原因にもなった年金漏れ事件でこのことに言及したことを想起させられる。
守備範囲の余りな広域性から職掌管管理の目が行き届かずに不祥事が起こるのである。 とくに今年の年金機構が発表した、基礎年金番号を含む個人情報が漏えいした事件に関しての管理不行き届きは国民大衆生活に密着しているだけに切実感を覚える。 官僚組織の運営変更は政府が腹を据えれば出来ないことはない。憲法を拡大捻じ曲げまでして安保法制を無理押しした蛮勇をもってすればなんのことがあろうか? ことは国民大衆にとってはまさに焦眉の喫緊課題であるはずだ。
要は牢固として官僚組織に手を入れさせない彼らの組織防衛本能からのものであり、国民の利益に沿わない既得権益が優先させられているためだ。 これこそ政府官邸が手を突っ込んでこれを三つに分けるくらいの勇断が求められる。 だんまりを続けていた河野行革大臣がやっとのことで声を出し始めたのは遅きに失したが遅すぎはしない。 鋭い批判精神で在野にいるときからのあの文句言いの岡目八目精神を発揮してもらいたい。 脱原発の舌鋒はまずは今は封印していることも大臣になればそうもいかないのは分かるにしても、あの日本原子力機構の不良組織に物申す姿勢を明らかにしているのはまずは了としたい。 いろいろ窓口が多いが総花的なことよりもやはり一点集中で狙い定めてとにかく一つでも早く実績を上げることで、脱原発の封印の見返りの成果をまずは実行してほしい。 そして安倍首相を安倍行革と後世に橋本行革に並んで評価されるように引っ張り込むことだ。 いまだなにをするのか定かな今回政権には、河野行革でやはり年来のへそ曲がりでもいいからきらりと光る行政改革の岩盤の一角を削ってほしいものだ。
いずにせよ脱原発は日本の遠くない先では必ず国家的課題になる。 その時には年来の持論が変わらなければ大いにそのことを争えばいい。 そのためにも今回そのことは封印しても視野を広め知見を深めて安倍政権の中で汗を搔けばいい。 それなりの政治家としての練れた政策勘が養われるといい。 まだ52歳だ。 遅過ぎはしない。

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