2015/12/20 (敬称は省略します)
大阪都は東京の権力機構を割いて分都することでしかできない。
●大阪は江戸時代から幕府の天領で、いわゆる殿様をいただく大名領ではなかつた。 いわば幕府権力機構の西の拠点だった。 いまの大阪の落ち目は権力に集まる規制擁護派が脱大阪入東都でストロー現象が戦後加速の一途をたどったからだ。 そしてそれはいまもなお続いている。 もう大阪がいくら住民投票で仮に大阪都を勝ち取っても、肝の規制擁護派が大阪に根付かなければ絶対に無理だ。 大阪の住民は幕府天領時代から口先だけは達者だが結構損得勘定で判断先行で纏まりは悪い。 いわゆる下からの盛り上がりで改革よりもやはり上からのやり方に利害をすばやく判断する気風からして、現行の大阪都構想は結局は東都の権力既成擁護派の一部をごっそりと移し替える方式でしか難しい。
江戸の昔から大阪は権力を斜めに見ながら自由な活動を好んだが、権力のうまみもよく知っている地域なのだ。 いま権力が東都に移って利用のし甲斐のないのを憂いているがそれは二律背反覚悟の上であったはずだ。
さていまも大阪のGDPは右肩下がりだ。 いまは国土保全と国家的観点の有効配置とリスクヘッジ、危機防止から大阪都への関心は高まって、地方自治の流れもあってこの8-9年前に時代の要請から維新がその一翼を担って地元大阪の中から改革の火が上がってきたがのがいまの大阪の現状だが結論的な意味では大阪人による大阪都は無理だと思う。 とくに橋下があれだけやってもこれである。 そして橋下疑似引退もその院政らしき残滓が見え隠れするようだが、もう大阪の大阪人による大阪のための大阪都は、異次元の中央安倍と橋下の超法規的コラボによる上からの改革の方が可能性がある。 いったん火が付けばあとはどんな形であれ前に進められる。 その意味で本当は大阪単独での思いはあってもここまで大阪が沈んでしまっていることを考え合わせれば、むしろ安倍の利用がたまたまの幸運と思って橋下との連携は邪道ともばかりは言えない。 道州制、つまりは地方政治の大改革の一歩としての通過駅としての大阪都としてとらえて、そのための日本改造と絡んだ憲法改正と戦後政治の総決算としてみれば憲法改正も別次元で新しい観点を見出せるのかもしれないと愚考したりもするのだが。 いままだしもおおさかダブル選挙で維新がリバイバルの大きな躍進をしたいまがチャンスかもしれない。 そしてそのことがアメリカに今後も長らく従属することのしがらみから日本の自立自制の国家維持のための解放の端緒を探る糸口の契機ともなればと祈念するばかりでそうなれば天空にいつも霞む不安な日本の先行きにもかすかな切れ目が見えるのかもしれない。
橋下は国会議員になるかならぬかはしらないが、やるのならば堂々と満天下に恥じない安倍との談合をしたらいい。 もういまは日本はたまたま遭遇したこの暴れ馬をうまく乗りこなす方が一番の効率利用かもしれないが、この二頭立ての馬は生来の野生馬だ。 かなり調整には乗るものも苦労は覚悟せねばならん。

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