2016年1月14日木曜日

OPEC石油体制の崩壊


2016/1/13 (敬称は省略します)

OPEC石油体制の崩壊

●アメリカがイランの核開発を平和利用に誘導するために放った核合意がいまの世界の経済変動の大きな要因の一つだ。 いわば今までの石油供給システムはイランを押しこめて自由な供給に輪っかを嵌め込んだ本当の自由価格体制ではなかった。 そのために中東の世界の枢軸産油国はその体制でからくもヘゲモニーを維持していたが、アメリカがシェールオイル革命を達した今、その巨大な産油国としての20世紀初頭のようにそれを背景に世界の石油供給体制の一方の王者として名乗り出てきた。 この結果これからの石油供給は今までとは違う価格競争時代にはいった。 アメリカがさらに生産コストを有利に展開するためにも供給量の増大によるコスト低減に対応するためにも石油価格はさらに供給量と価格において今よりも量の増大と価格の低下が避けられない。

そのことは長らく続いたOPECとロシア、中米、イギリスなど世界のアメリカ新産油国の経済に新たな経済的減速を伴う痛みを持たらすことだし、自由供給のタガの外されたイランなどはいずれ制裁解除よる国家経済の復興のためにも石油の販売増大に復帰するのは当然だ。 そのことは石油による金融の世界的な流通大変化の前触れでもある。 そしていままで石油による貿易でコスト依存の高かった消費国の経済にもいい意味でのコスト低減効果がさきざき大いに期待されるところだ。 とくにアメリカによる名実の伴った石油分野への回帰はやはり世界の中のアメリカの力の少なくとも再評価と認識に繋がることは確かである。 われわれ日本としてはこれがロシアであったりすれば世界の体制の大変革に繋がる国家的浮沈にかかわる出来事であったはずだ。 なにはともあれそれがアメリカであって日本の最重要安全保障国であったことは大いなる幸いである。 よくぞ日本はロシアではなくまだしもアメリカに完敗したことはまことに不幸中の大いなる幸せと言うべきであった。

その意味でアメリカの程度の低い毀誉褒貶はこの際極力抑えるとしても、日本は国家安全と末代までの維持のためにも、あとはイギリスとの安全保障体制はこんご万全のためにも必要かもしれない。イギリスも前世紀からの世界の大覇権国で200年の長きにわたって世界をリードしたし、その精神はいまのアメリカにも伝播している。

 ただ日本にとっていわゆる日本主義とか何とかいう民族主義的な間違った精神主義は新たな日本のこんごのためにも根本的なメスを入れておく必要がある。 そのことのために憲法が邪魔だという復古主義はとても横着横柄な懐古趣味で絶対に排除しないと日本は本当の意味で開かれた国には程遠いノー天気な国としていつかまた道を誤る。 その意味でいずれ自己を見直すためにもまったくゼロ化して日本国のあるべき歴史的な掘り起こしをしてこれから先の国のありようを全国民に問うべきである。 憲法がアメリカに押し付けられたという

アホの一つ覚えの日本主義信者らの改憲論者らの言い分ことは、バズーカ砲で焼き尽くべきでいまだにこんな輩がシロアリみたいにごそごそと這い出して来るのが日本の一部の真実なのだ。

欧米を参考にしてやはり創造的神話世界より掘り起こしたような曖昧模糊よりも実証的な事実に基づいた日本歴史の再構築がまずは基礎として必要である。

すべてはそこから出発する。 一部の民族主義的思考としての日本主義の移入はこれを排除しないと実証主義を捻じ曲げてしまい、それが誤った独善の歴史観を作り上げてしまう。 是は是、非は非の道理を尽くすのである。 そしてあくまでも前提前例をゼロ化してである。 でないと日本はいつもあやふやな日本主義に翻弄され誤った日本主義的民族主義に堕ちいる危険が今もなおあれだけの大敗戦をしても呑気でルーズな日本観を弄ぶのは、歴史観を厳しく査定していないルーズさにある。 少なくとも米英の方が他国でありながら日本人の観察には辛辣、正鵠を得たものが多くみられるのは日本人の客観性が大いに問われても仕方のないことに由来している。 その意味で少なくとも未来永劫日本人は米英国人と争ってはいけない。 すくなくとも象徴である皇室がよくこの浮薄な風潮を探知して時として指摘揶揄しているのは、じつにこの大敗戦学んだ客観史観と西欧流の合理的実証精神をよくも引き継いだことにある。それに比べていまの国民を代表とする民主主義のねじ曲がった上に夜郎自大に居座る尊大無比の横着にして肥大して陰に隠れていまは日本主義を股間に隠している陰険なやつばらはその古い日本主義をアメリカの前に隠ぺいしながら利権集団として国富を隠して国民大衆から収奪しているのだ。 いまの日本は既得権益集だとそれ以外の埒外の集団との区別あるのみで、資本家と労働者ではない。 もう精神を失ったカネまみれとそうでない二つの身分に分断された日本主義以前にも立ち戻った状態と言ってもいい。

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