2016年3月11日金曜日

世の中いろいろ


2016/3/11  (敬称は省略します)

世の中いろいろ

金融政策に万能はない

●きのうの欧州の金融緩和はドラギECB総裁のマッチポンプの発言で株と為替の非常な上げ下げに終始して最終には小幅な動きで落着した。 欧州もマイナス金利へと誘われることになった。 そしてこまかい誘導策としてマイナス金利幅での調整が誘導の手段に使われることも日本とおなじだ。 こうしてみると中央銀行の総裁の考えが各国で色濃く反映されることになるのは当然だ。

きのうの一月から久しく世界が金融緩和があると期待したこのドラギ緩和が一旦は期待通りであったあとで、今後についての緩和に期待感を与えない発言が加わって一挙に緩和効果が委縮したという。 前にもこのドラギ手法はすくそのあとで火消しの発言をして同様の結果を招いている。 見方によればまことに几帳面なバンカーなのであろう。 本来的には中央銀行のトップの仕事は日本でもいままで言われている通り、物価の安定に尽きるのであり、それが一番である。 最近のように金融がこれほど経済の前面に出てくるのはかってないことである。 中央銀行の信用創造機能がここまで高まってきている時代を表わしていることもあるが、余りにもそのことに頼るのはやはり行き過ぎだ。 あくまでも黒子としてまずはとにかく金融の安定こそが、実体経済を裏方として支えることが一番であることはいまも以前もかわりないが、いまは表に出て来いと催促されるほどに金融環境は変化している。 ただ欧州の株価は流石にアメリカとは違ってその後の火消し発言はあってもかなりの反発を示してユーロ安になったのは、いま落ち目になった経済の輸出によるバックアップを狙う欧州にとってはこれを契機にカンフル剤にしたいところではある。 まずは今日の日本市場は円高にその分は触れて株価も反落は避けがたい。 まあいわばドラギ肩透かしと言うべきだろう。 とにかくドラギ氏にはあまり騒がない方がよろしい様だ。

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