2016年3月6日日曜日

アメリカの苦悩は白人の苦悩


2016/3/6  (敬称は省略します)

アメリカの苦悩は白人の苦悩

●一時のアメリカ人には考えられない激しい苛立ちが漂っている。 アメリカには白人の富の集中と今後の人口増で白人人口が50%から35%へ下落。 その他の黒人、ヒスパニック、メキシコ、ネイティブが65%になる人口的恐怖が猛烈にのしかかっているのだ。 そのことがトランプ現象の根底だ。 やはり人口問題は政治要因のいちばんである。 日本の人口減少問題、中国の一人っ子問題の破綻などをみても政治における人は政治そのものである。

アメリカもやはり南北戦争で綿花の労働力確保で黒人を連れてきた、このことがその後のアメリカに多大の明暗効果を与えたことのいまに及ぶその影響から200年経っても脱っしえていないどころかアメリカの暗部を増幅している。

それに加えて白人、黒人以外のネイティブ、ヒスパニック、最近は隣接するメキシコ不法移民の増加が白人の人口比率低下に輪を掛けている。 まさにいえばこのことはアメリカンドリームの裏返しの宿命的な因果応報である。 こうしてみると世界はまたまた民族問題の悪しき憎悪の悪循環に陥る危険が迫っているのかもしれない。 その意味からもアメリカの今回の大統領選は今までとは違ってそういう隠された民族的アイデンティティが露骨に表出してきた初めてのことかもしれない。 一見大衆迎合的なポピュリズムなんて言われているが、トランプのこの人気はアメリカの押し込められてきている白人が牙を剥いた初めての本音の叫びと取れる。  それだけにことの根は深く歴史を少なくとも300年は引きずっているのだ。 その解決のためにアメリカを人種別の連邦国家にすることもできる訳はない。 その意味からも今回の大統領選はやはり常識的にはクリントンでしかありえない。 ただ報道によればさすがにアメリカの不退転の常識が作動して無所属のブルームバーグ元ニューヨーク市長の出馬でアメリカの常識を奪回せんとする画策もあるようだ。 彼ならばトランプの資産5000億よりは10倍近く多い45000億という。 さすがにアメリカは懐は深く底知れない。

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