2016/3/13 (敬称は省略します)
世の中いろいろ
世界の主要国が過去の栄光への回避をチラつかせる。
●アメリカの大統領候補のトランプの勢いが止まらない。 さすがに一部ではもしこのままならば彼は危険な大統領となると警告を発する。 とにかく物言う偉大なアメリカへの期待が強いのだ。 そういえば世界の主要国はほとんど押しなべて民族主義的な時代を想定した物言いを時として発している。 ロシア・プーチンはソビエット連邦時代を、イギリスも最近エリザベス女王がユーロ離脱の国民投票への賛意を表したとして波紋を呼んでいる。 トルコのエルドアン大統領領は栄光のイスラム時代の版図を取り戻すと訴える。 東洋ではもちろん中国が最大勢力時代の中華帝国・清の史上最大の領土への核心的期待を叫ぶ。
それは陸地ではロシアとの奪われたシベリアの領土回復であり、海洋では鄭成功の華やかな海洋覇権を謳歌したあの明時代への懐古だ。いまの南沙諸島などは当然元々の中国の支配した島と海だと。
いっぽう日本は戦前の最大領土と海洋権益は敗戦によっていまの領土領海に押し込められたとはいえ、周辺国とは領土領海の確定にも戦後70年になっても画定されていない問題を抱えている。
戦後世界では物理的地政学的領土領海は一応固定的ではあるが、一方で国境を自由に移動する人とモノの流れと情報の流動化はさらに高まっている。
トランプの訴えはその自由な流れを制限、中止、逆流の動きでさえある。 世界最強国家のアメリカが今年の秋の大統領を誰にするかはやはりゆるがせに出来ない最大の政治エポックだ。 瓢箪から駒もありえないことではない。
保守主義の共和党がその本質の動きを鮮明にして来れば世界の国々は否応なくトランプの動向に神経を尖らせなければならない。

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