2016/5/1 (敬称は省略します)
世のなかとんとん
アベの憲法弄りはアメリカの大統領選の影響を受ける
●今回の大統領選は日本にとって重要な影響を与える戦後初めてのものだ。
つまりアメリカの影響下にある日本の実体をいかにも擬態としてこれを法的な
独立国の非実態に変更せんとするもので、甚だ危険な企みであると懸念する。
もう現代の世界は一国だけでは存立し得ないとすれば日米に安全保障が取り交わされているのだから本当は現状の憲法でも機能してきた現実を顧みれば、それを意識的に変更して寝ている子を起こす必要はサラサラないのである。 それはアメリカからの支配も受けないことに備えての完全独立国への回帰とするならば一つの選択とは厳密に言ってもよいが、いまそんなことは日本の実体的な姿ではないのだ。 日本が自己完結的に独立国でありたいとの気持ちは分からぬではないが、それを思うばかりに日米の安保の補完の意味から集団的自衛権などと非現実的な論法で憲法の改正をせんとするアベ与党は本末転倒の要らざる目論見を見え透いた便法で論う愚論である。 現実に70年もたって基本的人権などのずれと空白のことについての憲法改正は勿論必要なことではあるがそれ以外の根幹ことについて今の憲法はなにも加えなくてもなにも変更しなくても十分に日本国家の理念上も矜持からも揺るがせにすることはないはずだ。 いたずらにこれを弄ることはとくに北東アジア、東南アジア地域国家群にも不必要なさざ波を生じるだけで何の意味もない。 アメリカのトランプが一応孤立主義的な主張をして日本にも風当たりの強い発言を繰り返しているが、それはそれでアメリカが独立国として発していることで他国が云々することではない。 日本がアメリカ追随の表向きの理由で押しかけてみずからの現憲法改正をしてしまえば、それこそアメリカの影響を常に受けることにもなり兼ねない。 今の憲法はその意味でも仮にアメリカの押し付け憲法と言われても、いいものは良いのだ。 これは天からの授かりものとしてよくよくできた憲法であり、少なくとも戦後から日本を守ってことも事実だ。 アベなどの言う自立憲法などというのはまさに危険な日本のアイデンティティを求める究極的には戦前の唯我独尊の明治憲法への回帰である。 もう当時の一国単独独立のありようはいまの現実での一国で存立の政治経済的ありようがありえないことを考えればいかにいまの憲法がいかに優れているかが分かりそうなものだ。 ひとたびアメリカが孤立主義に仮に立て籠もったとすれば日本はどのようにして国家経営を維持できるのか? 簡単なことだ。 日本はアメリカなしでも生きてゆけない。 またいずれ復活中国がどれほどの日本にとってプラスになるかは先行きのことだとしても、大いにあり得ないことでもないのだ。 日本はそれほど増長できる国家ではないのだ。
もう横着横柄な肥大した日本のユルフン国家がいたるところに弛緩して国力の低下を招いていることに刮目すべきである。

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