2016/5/16 (敬称は省略します)
世の中いろいろ
「しゃにむに憲法改正では参院選に勝てず」
●これはさきのゴールデンウイークの前の5/2に自民党の二階総務会長の弁だ。
この御仁、昔は公共事業、建設道路族で名を成して胡散臭いイメージだったが、今はひとかどの派閥領袖だ。
中国に3000名も連れてゆき、民主時代の小沢の向こうを張った、いわば
自民の大物になっている。 けっこうこの派閥の伝統的な世論の先を見る創始者の中曽根張りの風見鶏の伝統も引き継いでいるようだ。 隠れた次の総裁候補でもある。 結構ダークホースかも。
アベの政治手法は祖父の岸を真似ていわゆる統制という方法をすべてにわたって取り入れているようだ。 岸の時代は戦争の時代でもあり、国家に必要な資源の傾斜的集中投入を目途としたのだ。 いわば非常の体制で臨んだ。 とくにそれを満州において実験して大いに官僚として成果を挙げて、後に商工大臣になった。 その手法は孫のアベにも伝聞的に作用しているが、ただ彼の場合はマスコミや情報統制にも波及して国民からは敬遠・警戒されてイメージは悪いのが玉に傷だ。 それと岸時代はその統制の手法として時代的に国民啓蒙のための今でいうマスコミ宣伝を非常に重要視した。 それも今に続くアベ政権のマスコミ囲い込みと情報統制方法に引き継がれている。 自由な時代とはいえアベ政権になってからのマスコミの窮屈さは相当な圧力となって国民大衆も身近にその空気を感じ取っている。 岸の当時は対米戦争に備えるための国民を統合する大義名分があったが、アベのそれにはそういうものはない。 あるとすれば既得権益に巣食ういわゆるエスタブリッシュらに担がれた産官学グループの与力としてだ。 しかしながら彼らの目途の最終はどうあってもアメリカを凌駕するほどの日本の国力の増大という気宇壮大なものではない。 むしろ30年近くなっても落ち目のデフレ脱却成し得ない現状から見てもむしろ目標喪失に近い惨憺たるものである。 国家目標が定かでなくそれも国民統合のあるべき目標が設定されているとは言い難い。 ただ憲法改正だけの手段が声高に叫ばれるだけである。 ただの手段だけの完遂が目的になってしまっているアベの憲法改正は、もうアメリカからも新たな大統領の下では民主・共和党のいずれになっても日本の憲法改正などはもうはっきりと埒外のはなしだ。 じつに世界の中での滑稽と言うべき現象になってしまっている。 二階のはなしの本質がどこにあるかは別にしても、つまりはそれで改正してどやねんと言うんじゃと一蹴されそうなのが国民の本音じゃないか? アベはなんと答えるんじゃ? 中国とまた戦争して負けないがため? アホらしい。 その前に世界を敵に回してしまった戦前の日本の知性のなさを勉強しなおせと言いたい。
ここらあたりの読みが祖父の岸と孫の勉強しなかった知性無き者の大差なんだょ。 いまは憲法は床の間に置いて不易な神の下賜として祭るほうがよろしい。もし変えるとしても人権に触る時代的修正だけに限るべきだ。 ほかのことは触らぬことだ。
二階がこの時期にこういう発言をする気概があることには見直した。 アフターアベの資格者として一地歩を確保したと認めます。

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