2016年6月24日金曜日

混じる世界と混じらない世界のぶつかり合い


2016/6/24 (敬称は省略します)

混じる世界と混じらない世界のぶつかり合い

●欧州の出来事は人種と文化文明の交雑を是認する動きとそれを嫌がる動きとが経済の格差も絡んで滔々たる奔流が国家といういう壁を飲み込んで流氷のごとく動いているように見える。 それに反して東洋のなんといういまだしの氷結氷河に向かう差であろうか?    どちらが人類史の上でどのようにあとあと結論が出るのであろうかと、アホみたいなことを考えてしまう。  そういえば同じ人類史の中で現代人の前の枝分かれしていたネアンデルタール人がなぜにいま滅んだのか、いや現代人の中に一部吸収混血したのか、そのまま歴史に埋もれたのか?

それにしても現代人と言っても、白から黒までもう顔貌、体形、大小、知能、社会性その他これほどの種類があるのも、一括りに出来ないほどの多様性だ。

そんな中で近代の雄のイギリスがきょうの夕方には大陸欧州との同居を継続または別居するかどうかの判断が示されるという。 もういまのイギリスはわれわれが教科書で学んだブリテン、ユナイテッドキングドム、大英帝国の盟主国とは全く違う素顔なのであろうか。 ロンドン街中はもうアメリカと同じ人種のるつぼに似た白から黒までの、これがロンドンかと見間違うほどの光景が映っている。 しかし一方郊外に行けば風景は昔を忍ばせる遊牧地の拡がるあのイギリスがいまだ見ることもできる。 どちらも真実なのだ。 ただイギリスも日本に似て老齢化が進んで労働者はその不足分を補うために移民に依存している。 それには必然的な文化の衝突があるのだ。 もちろんドイツにもトルコからの移民問題はもう相当前から言われてそれに対する排斥運動が世界によく報道された。 しかしいまはもうあまり聞かれない。本当に沈静化したのかどうは分らないが。 まずはトルコ語をすててドイツ語をしゃべっているかどうかだ。

 今問題のイギリスの移民問題もいまし騒いでもいずれ収束されるのであろうか。 要は欧州全体がどこまで経済移民を持ちこたえられるかである。 それにはまあやはりベースの経済基盤の強さに拠るのであろう。 若い者は本能的に外に対して積極的だし年寄りはどうしても消極的で他との交わりを嫌う傾向になる。 都会と地方も同じで人の集まる都会は人の交流がひとを呼び多様性を忌避しない傾向がある。 地方や地方郊外はその反対だ。 なぜにこんな国民投票に至ったのかその理由は定かではないが、いまなんでも直接に国民に是非を問うこの住民、国民投票という手段は間接民主主義代議制の限界を示すもデジタル思考が進む現代においては分りやすさが求められているのだろう。 将来はITを駆使しての完璧でスピードアップされたデジタル意思表示のシステムに移るのはもう時間の問題だろう。 いつも今までの選挙に何十億、何百億掛かるということが夢みたいな時代が迫っているように思う。 

産業革命の雄のイギリスは約200年、世界の海を支配して、植民地支配の果実を獲得した。 いまITの時代の夜明け、まだウインドウズ95が世に出てからでもようやく20年余りだ、もう気の遠くなるようなこれから先の世界の変化だろう。  イギリスがもう欧州の家族であろうがなかろうが、そんなことはもう目くそ鼻くその時代に我々は好悪に関わらずハマり込んでいる。 

げに恐ろしくは今までのアナログな産業革命からITというデジタル手段を手にしてしまったことは人類の二足歩行をものにしたこと、火を得たことに次ぐ神からのどうしようもない突然のプレゼントなのだ。

いったいに神はこんなものを現代に与えて、先々の人間世界はこうあれとは一言も指し示さないのは無謀であり不親切である。 もっともっとアナログでもよかったとも思う。 さもなくば人類の欲望を制御するのものを与えるべきではなかったのか?

混じることを余儀なしとする世界とそれを拒む世界の共存が果たしていつまで続くのか。  相対的には余儀なしとする世界の方から拒む世界への人類の移動はこれからどうなるのか知りたいところである。 今回のイギリスの桁とはもっと違う大きな人類史上の移動が世界をどのようにかき混ぜるのか?

もちろんそんなことはわたしらの死んだあとあとのことが、欧州の5億よりは世界は12倍も以上の大きな人口をいまも抱えているのだ。 その意味では試金石と言える。  しかしそれはそうとう早いスピードで迫ってくると思う。

もうこれからのいちばんの気かがりはITによる世界の変化のスビードに人類がついて行けるかどうかが、最も危惧される問題だということだけは絶対に真実だ。

最後にいずれ民主主義と言われるいまの代議員制度はいずれいまのままでは収まらない。多様性の民意に外れた敵対制度になるのは必至だ。政治制度は間違いなくITによって破壊されて新しい制度に移行されるはずだ。 今のような遅い、インチキな、変質可能なものよりはもっと早くてスピードアップされたストレートな意思表示形態に絶対に変化しない世間についててゆけない。


 

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