2016年6月25日土曜日

混じりそうで混じらない選択をしたイギリスのジョンブル魂は今も生きる


2016/6/25 (敬称は省略します)

混じりそうで混じらない選択をしたイギリスのジョンブル魂は今も生きる

●アメリカのオバマは声明を発して米英の特別な関係は固いとして、今回のEU離脱を受け止めた。 さすがにこの一言は動揺する世界に対してアメリカの静かなる決意を感じるのである。  EUはこんごの離脱ドミノに備えた動きに更なる神経を尖らすことだろう。すでに一部フランスにもその動きが垣間見られるし、イギリスの中でもスコットランドの国民投票の再燃などによる反離脱運動なども複雑に絡む予想もある。1993年のEU発足から23年目にして欧州の取りあえずの経済統合はその一角のイギリスによって崩れたと言える。

されどイギリスはやはり大陸の中の地政学的には一国であることには変わりはない。 統合ののちに今回の決定を僅差で認めたことによって、EUの今後はこのままでともかくも落ち着くのかどうかは非常に世界にとっても関心事である。

今回これほどまでに接戦とはいえ、ほとんどの世界のマスコミはこの逆転結果を確実に予想できなかったことは、世界の報道の敗北である。 とりわけその中でも日本の報道はもう全くの右顧左眄の極みで、その大政翼賛会姿勢は統制の強まる中でこんごますます国民大衆は斜め目線で監視しないとまずいことになるだろう。  ITによる世界同時性の有利さは裏返しすれば世界同時のマイナス情報による恣意的影響力のもつ危険性を孕んでいる。

その意味でともかくもジョンブル魂を蘇らせた今回の残留離脱劇は世の中の動きに掉さすも我は我、ひとはひとの精神性を高く強く称えたい。

顧みていまの我が日本の大勢に流れる付和雷同の浮き草精神にカツを入れる禅の警策をこそ今こそ必要ではないか?   

それにしても近来にない名勝負であったと言える。

最後にキャンベルのパナマ文書による打撃は相当にあったのではなかろうか。

政治家のカネにまつわるありようがここでも問われているのは万国共通だ。 

世界に広まってしまっていまその整理整頓に困っている金融の暴走はデジタルデバイドとして貧富の極端な偏向を招いている、その反動の抵抗の意思表示にも見える。 それによる民族の大移動が欧州にある意味保守化を齎したものとも思えるが。  心配なのは、民族主義と統制の反動がこれから欧州に強く表れてくることだ。 すでに世界にはひろく薄く広がっているところに今回の離脱問題はそれに火をつけたものかもしれない。 とくに日本にも今回のイギリス変事は他人事ではもちろんあるまい。

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