2016/7/1 (敬称は省略します)
世の中いろいろ
裸にされた英国の虚像
●今回の離脱残留ドタバタ騒動は時間が立つほど余りな下世話めいた話に
なってきていた、高尚な政治談議からは程遠い様相になっている
キャメロン英首相の後継者を選ぶ保守党の党首選は、30日の登録締め切り直前になって「本命」だったジョンソン前ロンドン市長が突如出馬を見送ると表明し、英政界に大きな衝撃が走った。 もう付け火した本人もびっくり仰天で火消しの前にトンズラしたようなもので、もうかっての輝けるユナイテッド・キングダム(U.K)、言いかたを変えればグレートブリテン島の3つの地域とアイルランドの一部が一体であり続けたことに起因し、そして、この4地域を合わせた規模(経済、資源、人口)の力が国際社会への影響力を齎した、さらに言えば、グレートブリテン島の3つの地域とアイルランドの一部が一体であり続けたことに起因して大英帝国を200年間維持した国柄からは考えられないほどの過去の遺産に負んぶに抱っこの大陸に甘えた狡い英国の有り体の姿を世界の満天下に恥張らずにも晒したことになる。
離脱決定後のEUの会合での英国の会議設えでのあしらい方はもう離脱前のものとは明らかに座る位置も変わっていた。 明らかな被告席に近い扱いに近い。 あの象のようにやさしいがその奥底に潜む厳しいメルケル女史の凄い目に宿る英国への批判のまなざしはこれからの英国の苦難を予想させるものだ。
甘やかされた英国の現状での特権既得権益もこれからは徐々にはく奪されることだろう。 そして金融だけに丸裸になったカネ、カネ、カネの実態がさらにこんご炙り出されることだ。 本当の英国はこんごにもっと露骨に見えてくる感じがする。 英国離脱ショックはもうすでに世界の経済の中で急速に吸収されつつあるのがそれを表わしている。 それが英国の実力である。 もう今後も政治経済では離脱前の影響力もたぶん発揮できない。 英国は信じられない下手を打ったというべきだ。 こんご国内での動揺を抑えるために多大のエネルギーをするだろう。
今後世界の戦後体制の安全保障国の5大国維持よりもやはり実体に即した日本とドイツを加えた7大国による新体制への移行を考えるべきチャンスかもしれない。
日本は平和憲法の改定よりはこのことを大切に訴えてゆく契機にすればいいのではないか? これも戦争を回避する大切な手段である。
英国の今回のことは日本にも非常に参考になることだ。 あの熟慮断行の英国がここまでの事態に至ったことはかっての英国とは現状があらゆる面で変わっていたことといまも変わらずの英国の伝統的自尊主義がある面でぶつかり合ったということだ。英国も加えた欧州一体国家構想にいつも孤高の染まずの姿勢を貫いた来た誇り高き英国がいま追い込まれている。
これからが心底英国のブリテン根性の見せどころでこの難局をどう乗り切るかである。 その意味では歴史はいろいろな教訓を残している。 もちろん英国にも古くて厚い政治経済史が渦高くある。 これをいかに活用するかはこれからの英国の大きな宿題である。 更なる英国のカムバックを同じ大陸に併存する島国として見守りたい。
いまジョンブル魂が問われることになった。 英国の第2ステージはこれから始まる・・・・・。 されど道は険しい。

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