2016年7月4日月曜日

世の中いろいろ


2016/7/4 (敬称は省略します)

世の中いろいろ

EUの将来を握るのはもうドイツかも。

●イギリスの離脱後も全然欧州大陸は平気のようだ。 はやく離脱手続きを進めてほしいとばかりにイギリスに詰め寄っているくらいだ。 公平に見てイギリスはドジを踏んだと言われても仕方がない。 サッチャーのイギリス立て直し政策ではほとんど金融立国に国を変えて、いわゆる普通の産業政策は極度にすり減らした。 その意味では金融以外は一次産業国家の形振りであった。

今回の離脱によって今までのイギリスの特権ははく奪される。自由にEU内を通行できない。 パスポートの提示かいる。 もちろんポンドは使えなくなる。 

その強みであった金融市場もたぶんEU内にそれぞれ移行することになるから相対的な地位は下がる。 一旦は下落した株市場は一週間を経てほとんどもとサヤに収まりつつある。 今考えてもイギリスの将来を支える若い世代の怒りと反発は想像を絶する怒りにいまも渦巻いていることは、約300万人以上の人々が再投票を求めたことでも明らかだ。  こんな下手を打つとは我々年代の者から見てもイギリスらしからぬ拙速短慮と驚かざるを得ない。 これからのEUはドイツ主導でフランスとともにイギリスに顧慮なく進むものと思う。 

ドイツは金融ももちろんだが、いまもって産業政策は、つまりものつくりは重要視しているし、簡単には捨て去らない。  当然に労働者に対しても足らずは移民を受け入れている。 イギリスのように今回の離脱の遠因になった移民拒否はしていない。 もちろんドイツ国内には一時はトルコ労働者排斥の抗争もあったがいまはドイツ政府も学習して収まっている、 今次のシリアイスラム難民についてもドイツは一定の秩序ある受け入れには努力した。 その点で見ればドイツとしては今までのEUに対する特権を有していた上の今回の離脱はもう勝手にセイと言いたいところだろう。

やはり欧州の人から見ればイギリスは御高く留まっていると思われているのだ。

そしてアリのごとく生真面目でこつこつのドイツが、気位の高いイギリスを経済で追い抜いてゆくパターンがまたまた再来した。 歴史は繰り返すのは分っちゃいるけど真実なんだ。 今回のブレグジット(英国の欧州連合=EU=離脱は、今も捨て去りがたいイギリスのええ格好しいが弾みで招いた自体であるがもう今となっては取り返せない。 イギリスは前々から多少焦っている。 AIIBに欧州で一番に雪崩を打って参加したように、あの中国にも媚びを売るほどになっているのだ。 もちろんこれにはドイツ、フランスも駆け込んでいるが。

それにしても他山の石と思っていたイギリスの変身はある意味一目置いていた日本にとっても考えるところはたくさんある。 とくに移民問題は世界でもいちばんの後手に回っているだけに、人口減少とものつくりを国是としている日本にとってはこれを最低に押しこめろためにも省力としてのロボットやAIの更なる導入プッシュは避けられない。 とくに日本はイギリスの反省に立って産業政策を進めるにあたって、生産性の遅れをバックアップすることは喫緊の課題ではあるが、これを蔑ろにすることは絶対に合ってはならない。 イギリスが反面教師である。 ユーラシアの東西の両端に沿う日英はアメリカに安全保障や貿易を長い間依存関係にあった。これからもその関係はさらに密度は濃くなるのかもしれない。 ただ英国のEUと日本の中国とは物凄く違和感がある。 相手が相手だけに和して同ぜずなんて高尚な態度が通じる相手ではないだけに日本のこれからの方が本当に難しいと思わざるを得ない。 前の英中の国賓待遇レセプションでもイギリスのエリザベス女王は中国の無礼な態度に怒りを抑えなかった。 もうこのさき中国とは多くの国々がその非礼に悩まされることだ。 あの中国にやさしいメルケルもつい最近は中国に顰蹙のまなざしを投げている。 あの南沙の海の傍若無人ぶりを。

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