2016/8/16 (敬称は省略します)
デフレ脱却よりも政権維持が目的か?
●振り返れば今夏の参院選はもし衆参同一選にしていれば、都知事選の結果とも相まって惨憺たる与党、とくに自民には逆風となったはずだ。 それほどにおんなは度胸の崖からの飛び降り小池姉御の旋風はいまもその余波は衰えていない。 巷間の続報ではなんと維新、減税などと糾合して新党の話もあるし、小泉ジュニアと民進の玉木の親密な意見交流がこの時期、余りなアベの恣意的な仲間打ちでの政権たらい回しの反動がようやく底流で蠢き出した感があり、どうやら遅かった春の雪解けがやはり4年近くを経て政界の輪廻というべき季節の巡り合わせの萌芽が見えだした。 アベにとって一本取られた小池女史の手違いは石破・谷垣の予想外の囲いの外へのそれも加わって今までとは違う政権の必然的歴史的弱体化への道の一里塚となる可能性がつよい。 やはり政界は倫理とかで動くものではない。 地位は権力であり、それは権益にも通ずるのだ。 いまだに資格のある潜在大臣願望者はその再再内閣改造の後でも70人も積み残した安倍シンパの骨格保持から大臣待機組の怨嗟の声が現政権を突き上げているのは政界の常とはいえ、人事の恨みは実に抑えがたいことを改めて示した。
それで二階はアベとの一体化を先取りして政権の2年後以降も政権維持を可能とする2020迄の政権可能の党総裁規約の変更を画策せんとしたが派閥の反応も今一つ、マスコミの世論調査でも反対の方が勝っている。 政権側もなんとしてもデフレ脱却を実現せんとしてそれがための方便と反対があっても二階案にはここの内で拍手だろうが、ここにきて本当は政権維持延長が本音でデフレ脱却は二の次と揶揄される始末である。
人事の恨みは尽きないが政治家にとっては最大の関心事である。 いつまでも未達のアベノミクスや増税引き延ばしではやがて政策的にも追いつめられる。 議員心理として次なる政権への模索は議員心理としては当然の事だ。 それが広く大きくなれば政党の離合集散の動きもまたまた蠢き出す。 小池女史の維新と河村の減税党はいま合流の淵にある。 ただ維新が昔の橋下維新から変質しているのでこの政党の横ぐしが小池女史の触媒でどのように化学反応を起こすかは分からないが、自民として横槍から手を突っ込まれる話だ。 ただ小池女史は東京都議会相手には国政とは違った維新や減税の地方議会で鍛えたノウハウが参考になる。 その意味でアプローチもありだと考えるのは当然だ。 とくに東京の乱脈な議会運営の末に石原・猪瀬・舛添のトドメがあって再生の小池女史が成るべくしてなったのだ。 もう必然のストーリィであった。 国政も政権維持だけが目的の危機ラインに入ってきている。 すべては権力をシンパだけの少ない身内で秘密の結社みたいな密室政治を取り始めてきている。 危険だ。 それがために政策の執行を手加減するのはさらに良くない。
そろそろこの政権は入れ替えないと既得権益からの脱却を恐れて更なる狡猾な手段を講じる恐れは十分だ。

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