2016年8月13日土曜日

血刀引っ提げて狂奔する大国中国


2016/8/13 (敬称は省略します)

血刀引っ提げて狂奔する大国中国

●もう最近の中国は暴れ牛といってよい。 南沙海洋の自国領海の国際裁判所の敗訴に加えて韓国へのTHAAD配備決定でますます苛立っている。 すべて焦り外交の然らしむところからである。 とくに人工島の要塞化はアメリカを痛く刺激している。 アメリカも海洋国の手前からもあるが、東南アジア諸国の国益保護のためにも一肌脱がざるを得ない大国としての立場は理解できる。

そして今度はそのことから目線を逸らすように国際裁判の意趣返しのような

尖閣島近辺でのいつも通りの大漁船団の進撃のジャブである。 そんな中、不細工なことにギリシャ船との遭遇でその漁船が転覆して漁民が海に放り投げられたオマケまでくっついた。自業自得とはいえそんなことで日本に対して感謝のエールは冷めたピサの感じだ。

 経済もハードクラッシュには至っていないが政府が無理な財政支出で支えているのがよくわかる。 このままでは実体経済はもちろんマイナスであろうが政府発表はいつも通りの名目6%前後の成長だという。 世界の工場もいまやほかの低賃金国に仕事を奪われて苦しいはずだ。外資も相当逃げたはずだ。 いま世界の景気はアメリカ一国が結果的には一人勝ちで、日本もじつにその恩恵に預かっている。 その経済も以前はこれほどのことになるとはおもってもいなかったのに。ただアメリカは7-9年サイクルで金融破裂を起こしているので

一概に健全とは言えない側面がいつも頭を霞めるのはもう常体と言うべきか。

 株式相場もとうとう史上最高値を更新中である。 もしアメリカがここまでの経済に至っていなかったら世界はもっとムードの悪い景色になっていたはずだ。 そのアメリカが血刀をひっ下げた中国浪人の傍若無人ぶりを伏せた姿勢でしっかと見据えているさまが見える。 いまアメリカはそれでも大統領選のラスト局面だ。一時期のトランプ優位もクリントンの資金豊富にも押されていまはクリントンが巻き返しているという。 どうもトランプのセンセーショナルな口害が時としてオウンゴールの失点を招いているようだが、ただクリントンが底流で中国と地下水脈で通じているとの話がいつも散見されるのは注意すべきだ。 とくに最近はTPPには与みしないとクリントンが述べているのは、要注目だ。

中国にとってTPPはまさに経済と政治同盟の連携であるからだ。 これはクリントン政権が実現できれば阿吽の呼吸で米中の利害が一致することの意味でもある。米中の底流での取引とは?  G2の裏取引であろうか?

日本の安全保障にも関係するのは当然である。  とにかく11月の新大統領決定で、世界政治におけるアメリカの立場が良くも悪くも定まる。

もちろん日本にも重要な関りが決まる。

その意味ではいまの中国の苛立ちと血刀を振り回す無様な姿態はそれまでのことと見做しておいてもいいのである。 しかしアメリカは日本を含む東南アジア問題、とりわけ中国との絡みついてそろそろ中国を封じ込める体制つくりを本格化してゆかないと、このまま好き勝手な海洋膨張を許すわけには行かない時期に立ち至っている。それはオバマの無為無策が将来したものでもある。

いずれ近い将来、アメリカの航空母艦が団体で来航することもあり得るのではないか?  そんな観測が一部でもあったが硬軟取り混ぜたアメリカの反抗がどう出るかだ。 それとクリントンの二枚外交がほんとうなのかどうなのかも

分かってくるのではないか?

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