2016/8/24 (敬称は省略します)
世の中の常識はいずれは非常識
為替の波長は消費者から見てやはり円高志向が望ましい
●経済識者の間では一般には円安への期待感を云々するひとが多いのは、彼らの位置づけもあるのかもしれないが、消費者の方から見ればやはり全体GDPの約7割近くが個人消費とすればやはりものの値段が安いことはそれは大いに安心に繋がることである。そしてこれのいいところはあまねく全般に浸透効果が期待されるのところだ。 何かというと昔の思い込みが強いのか、いまだに輸出輸出と思い入れ論が幅を利かせるのは合点がいかない。 いまの輸出比率は2割前後かもう切っているのではないのか? GDPが国力の判定基準とすれば当然に個人消費がまずは優先されるべきである。 過去3年近くの緩和政策で円安は企業を大いに潤したはずだ。 その割にはいわゆるトリクルダウンは政府が走り回って頑張ったが、いまに実質賃金はマイナスでその一方で企業の内部留保は巨大な400兆円に迫らんとしている。 その3年の裏返しと言っては何んだが、これからは反動して円高時代に振り子は動くと思いたい。 過去の3年間は円/ドルが100円を超えておおっと思ったら105円はどうかなと思っていたら、なんと120-125円を覗うほどに円は下落、輸出企業はもう笑いが止まらぬ受けに入ったのは昨年までだ。 ことしになってからはそれが反転して今度は円の上昇に戻ったと思いなせぇ。いままたまた100円を境に揉んでいるが円安の時の反対でやはり80円くらいは行き過ぎるかもしれない。 消費者にとれば相対的な内部所得の含みがあるということだ。 この心理的解放感は久方ぶりのことである。それをデフレへの逆戻りとは言わせない。 そのことで輸出の影響がどう出るかは日本の輸出企業の実力からすれば以前も言われたが為替適応力は相当なもんだし、内部積込み留保もあってそう心配したものではない。
企業大事、国民二の次の姿勢はもう考え直せと言いたい。 まずは国民消費者が金の卵なんだょ。
いまでも80-75円でも対抗できる強い企業はざらにある。 そんなことより大衆の懐がさらに痛むことが少しでも緩和させることは国民経済の観点からもやはり大切なことだ。 それに円高は企業にとってもコストパフォーマンスから見てもプラスに働くはずである。 国民消費者あっての経済だ。
アメリカもそうだが日本も各種毎月の定例経済指標、統計などの数値には必ずしも信頼性の高いと思われるデータに基づき作成しているとは言え、内容の正確性・完全性を保証するものではございませんと注釈が添えられている。
これの不確実性の積み上げ部分が実体とは必ず乖離する。 これが長期に亘ればいろいろな矛盾が溜まりもする。 それにすべて数値化できない大切なことが欠落もする。 いまもアメリカなどでは不良なファンドをまさにミンチ肉のように混ぜこぜにして売っているかもしれない。 そういういろいろが積もり積もってアメリカは時々経済危機を発するのがどうも習慣循環的になってきた。 約7-10年サイクルだ。 2009、リーマンショックいらい今年は7年目でここ1-2年がめぐりあわせかもしれない。 日本は風邪引きでは済まない。
日本こそが金融の肥満で糖尿病体質にどっふり漬かってしまっている。 それにかなり重症なドレッシング経済に染まっている。 国民消費者は非常に慎重になっていまの日本を恐々とみているのに、ノー天気な゛政府、日銀はなにを根拠にだんまりを決め込んでいるんだ。 この政府はある日突然に豹変するかもしれない幼さがある。 政府を見守る冷静な国民の目はこれからも外せない。
なんでもあとあとはアメリカがあるという無邪気な無責任が横溢している指導者たちの暴慢と油断がそれだ。

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